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DeNA Automotive MEETUP#5レポート 〜iOSエンジニアが語る、開発の体制や働く環境〜

DeNAオートモーティブ事業部が定期的に行っているDeNA Automotive MEETUP。事業部メンバーが登壇し、リアルな働き方や開発エピソードを語るイベントです。前回は、Androidエンジニアが登壇し、開発秘話を紹介。好評を受けて、11月19日には「iOSエンジニア編」を開催しました。6人のメンバーが、文字通りの本音を披露しました。

なお、今回は11月に入社したばかりのエンジニアや、彼らとともに開発に関わるデザイナーも参加。入ったばかりだからこそ感じるチームの雰囲気、デザイナーとエンジニアの連携などについても掘り下げました。詳しい模様をレポートします。

(メンバー紹介)

三原究作
2017年12月入社。MOVのiOSアプリの開発を担当。iOSDCやtry! Swiftでスタッフとして運営に関わっている。

古屋広二
2017年11月入社。MOVアプリのiOSとAndroidをともに開発。

青松洸司
2019年4月入社。チームメンバー唯一の新卒で1ヶ月前からチーム加入。

米山隆貴
2018年6月入社。MOVのiOSアプリの開発を担当。

久田歩
2017年11月入社。デザイナーとしてMOVアプリを担当。

長坂悟志
2019年11月入社。今月、DeNAに入社したばかりのエンジニア。

設計段階からエンジニアとデザイナーが意見を交わしていく

今回、トークのテーマとして掲げられたのは3つ。具体的な「開発体制」、現場としての「苦労話」、そして働く「環境」。まずは「開発体制」について説明しました。

「案件により異なりますが、MOVはプロダクトマネージャーとデザイナー、エンジニアが組む体制が多いですね。メインで仕様を考えるのはプロダクトマネージャーですが、エンジニアは上からの指示をこなすだけではありません。仕様を考える議論の段階から入って意見を出すことも多いです」

さらに、開発の過程に QA(Quality Assurance: 品質保証) をする品質管理チームが入ることも特徴とのこと。DeNAは全社横断のQAチームがあります。他社での勤務経験もある三原さんは、「開発が終わった段階でQAが入る企業は多いが、設計段階から参加するのは珍しい」と話しました。

一方、デザイナーはどう関わっているのでしょうか。

「デザイナーも開発の初期、設計段階から入りますね。仕様が決まってからデザインするのではなく、“何をしたいか”考える初期段階で絵を作ります。ただ、実装不可能なデザインを作ってもダメなので、エンジニアに細かく意見を聞きながら、アドバイスを反映して。なので、設計段階からプロダクトマネージャーやエンジニアとワンチームでぐるぐる回している感じです」

設計から関わる今のスタイルは「楽しい」と久田さん。「仕様が決まったものをデザインするのに比べて、“やらされている感”がない」とのことでした。

ちなみに、このメンバーの中で古屋さんはオートモーティブ事業本部における別プロダクトにも関わっていました。そこではMOVに比べてメンバーが少なく、プロダクトマネージャーとサーバーサイドエンジニア1人、アプリエンジニア1人というチームも多かったとのこと。人数からしても「エンジニアが最初から関わるのが普通だった」と言います。

「MOVの特徴は、とにかく関わる人が多いこと。アプリ一つをとっても、ユーザー用とタクシー運転手用があるので、自然と関わる人は多くなります。その中では、自分から色々な人と接し、情報を取りに行くのが大切ですね」(古屋さん)

テストの「シミュレーション化」がリアルサービスのカギ

続いて、テーマは現場ならではの「苦労話」へ。米山さんが紹介したのは、開発テストの工夫。リアルなサービスならではの大変さがあったようです。

「MOVは、GPSの位置情報を使ったアプリです。そのため、テストの際は、実際に自分が移動しないといけません。とはいえ、すべてその形式でやったら膨大な時間がかかりますよね。そこで、なるべくシミュレーションでテストできる機能を作りました。位置情報を“偽装”する機能を開発して、可能なものはそちらで行いました」

たとえば、実際の位置とアプリの表示位置がずれている場合、MOVアプリではシステム上でアラートが出る仕組みになっています。これらの動作テストについて、なるべくシミュレーションで行えるようにしたとのことです。

なお、MOVの前身となるタクベルのリリース時には、外でのフィールドテストも数多く実施。1月、2月の寒い時期で、皆さん苦労したようです。エピソードとして挙がったのは、アプリからのタクシー配車依頼の動作テストをしたときのこと。実際に乗客役が街で待機し、配車を依頼したのですが、うまく届かず、乗客役は寒空の下で長時間待つことに。リリースまでには、そんな苦労があったのでした。

入社2週間で驚いた「エンジニアのバックアップ態勢」とは

後半は、働く「環境」の話題に。11月に入社したばかりの長坂さんは、その期間に感じたことを新鮮な目線で伝えました。

「単純に驚いたのは、エンジニアに対するバックアップ態勢です。普段の業務はもちろん、たとえば今日のようなエンジニアの登壇するイベントもたくさん行われていて。ここまでエンジニアの“情報発信”をサポートしている企業はあまりない気がします」

また、今年の新卒社員であり、同じく11月からこのチームに参入した青松さんは、エンジニア同士のつながりについて意見を述べました。

「部署を超えたiOSエンジニアのつながりがあるのもいいですね。たとえばDeNA全体のSlackチャンネルがあり、知りたい領域の技術について、他部署のエンジニアと情報交換できます。盛り上がっているスレッドも多くて、情報を得る場所としても助かっています」

ちなみに、ビジネスサイドとエンジニアサイドのかかわりについても言及。MOVは組織が大きい分、以前は顔のわからない営業マンも多かったようです。ただ最近は、「タレントベース」という、メンバーの写真やプロフィールを確認できる社内システムが充実するなど、改善が行われているようです。

リアルな話が飛び出したところで、全体会は終了。その後は、登壇したメンバーと来場者がテーブルを囲み、懇親会が行われました。ステージ上よりもさらに深い話がされたのではないでしょうか。

MEETUPは、今後も定期的に開催していく予定です。実際に起こったエピソードやリアルな話など、現場ならではの体験を共有していきます。