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INTERVIEW

オートモーティブ事業本部
基幹システム開発部

Name: A.N

iモードからスマホまで、業界を渡り歩いた
エンジニアがつくる“自動運転の未来”
DeNAのオートモーティブ事業で描く10年後、20年後とは?

DeNAでは2015年からオートモーティブ事業に参入し、2017年1月には日産自動車との協業を発表しました。現在は同社の自動運転車を用いて、新たな旅客輸送サービスのプラットフォーム開発や、技術的な実証実験に向けたシミュレーションが進んでいます。

2015年にDeNAに入社し、2016年1月からオートモーティブ事業部に異動。現在、同基幹システム開発部に所属するエンジニアのA.Nは、ネット黎明期のiモードのシステム開発や、Androidが日本に入ってきた際のソフトウェア開発に携わるなど、IT業界で経験を積んできたエンジニア。DeNA入社当初は、EC事業のアプリ開発を行っていました。

オートモーティブは「世の中を変えていくコアになる事業だと思う」とA.Nは言います。一エンジニアにとって、DeNAのオートモーティブ事業にはどのような魅力があるのでしょうか。

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自動運転車両の“サービスレイヤー”を手がける

――まずは、オートモーティブ事業部・基幹システム開発部が、具体的に何をされている部署なのかを教えてください。

オートモーティブ事業の中で、自動運転の周辺サービスを開発するエンジニア全員が所属しているのが基幹システム開発部です。事業部の中では、同時に様々なサービスのプロジェクトを展開していて、部署のエンジニアは全員、それぞれのプロジェクトにアサインされます。

各プロジェクトの中で、たとえば車両の管理や、需要予測など、共通で必要になる機能が出てきます。そういう共通システムを将来的に作っていきましょう、という目的がある部署です。私自身は、「日産プロジェクト」をメインに携わっています。

――「日産プロジェクト」とは、どのようなものでしょうか?

DeNAで最初に始まったのは2015年の「ロボットタクシー」ですが、それから2017年の1月に日産自動車さんと提携の発表がありまして、“日産プロジェクト”が始動しました。

自動運転の“車両”や“技術”を持っている日産自動車さんと共同で、新しい交通基盤サービスはどういうものなのか、それをどう作るかから連携しながら作っていってます。

――プロジェクトは現在、どのようなステータスですか?

今後、実証実験でさまざまなお客さまに乗っていただくことになりますが、それに向けた開発ですね。

ユーザーがどういう体験で車両を呼び出すと“いちばん楽に、いままでとは違う体験で、より良い生活を感じる”ことができるか。現時点での自動運転車両で出来ることと、将来の完成形の自動運転車両で出来ることには差異があって、そこをユーザー視点に立って、どのようにギャップを埋めていくのかという点も大きな課題のひとつとして捉えています。

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活躍できるのは“新しいもの好き”のエンジニア

――A.Nさんは、どのようなキャリアを経てオートモーティブ事業に関わり始めたのですか?

私はiモードが始まったくらいからこの業界に入りまして、サーバーサイド、フロントエンド、インフラまで、幅広い技術に取り組んできました。その後Androidスマートフォンが国内で発売が始まる2008年くらいから、スマホメーカー各社さんやキャリアさんとのプロジェクトに関わりました。

様々な経験をしてきていることで、物事をいろいろな視点で見られるのは良かったと思いますね。これからのエンジニアは、将来必要になる技術にチャレンジしていく“柔軟性”が大事なのかなと。DeNAの中にいると、チャレンジをむしろ求められている環境なので、新しいことが好きなエンジニアにとっては非常に楽しい環境なんじゃないかと思います。

オートモーティブ事業の中でも、小さなチャレンジは無数にあるんですよね。そして、その内容は自分たちで決めていける環境。たとえば、スマホで認証して車のドアを開けるといった考えも、ユーザー体験ファーストで“実現するために何が必要か”というのを考えて、ものづくりをしています。

――ゼロイチで生み出すのが好きなエンジニアには、やりがいがありそうですね。

1か月後に新しいプロジェクトが立ち上がっていたり、プロジェクトの進み方が変わっていたりと、方向の転換もすごく早いんです。常に新しいチャレンジをしている環境なので、言われてものづくりをしてきた人よりは、自分で提案していくようなエンジニアのほうが向いているかなと思います。

あとは、オートモーティブ事業全体として、DeNA一社だけで解決できることは限られているので、他社さんの力をお借りすることも多い。なので、対外的にコミュニケーションをして、エンジニアサイドの考えを伝えられるスキルがある人も、たくさん仕事をしていけると思いますね。それぞれの立場を理解した上で、自分の考えを粘り強く伝えていくことができるかどうかが重要になってきますね。

――A.NさんにはEC事業での経験もあると聞きました。以前の経験が生きることはありますか?

EC事業部では、チラシ比較・特売情報を扱う「チラシル」というサービスで、アプリの開発がメインで入りました。そこでは過去2年分くらいの大量の蓄積されたデータがありまして、それをもとにユーザーさんに良い体験をしてもらうためにサービスを改善していく、ということをやりました。

大量のデータによって実現できたことがたくさんあったんですね。そうした経験は、オートモーティブ事業でも、将来どんなデータが必要になるのかを想定して収集、分析するプラットフォームの設計を行う上で生きていると思います。

Androidアプリ開発の経験も、タクシーメーターと機械をBluetooth経由でデータをやり取りさせる部分や、車両に積み込んでユーザーに情報を提供するタブレットの中のアプリをAndroidで開発するところで活用できています。

Google Playに提供する通常のAndroidアプリでは機能に制約がかけられますが、オートモーティブ事業ではそうではない形でサービスを作っていけます。車内のエンタメプラットフォームを作っていこうなどというアイデアもありますし、いままでの経験を活かした形で、ゲームやツール型のソフトとは違う世界を構築する、新しいチャレンジができているのではと思いますね。

――エンジニアにとって、オートモーティブ事業の魅力とは何でしょう?

ここまで幅広く自動車業界の未来に対して投資している会社って、世界を見渡してもDeNA以外にないと思います。特定の分野に力を入れている会社はあるんですが、幅広く上から下までやっていこうという会社は他にはない。

自動運転が毎日のようにニュースになっている中で、最先端のものづくりに関われることはすごく楽しいことです。私には小さな子どもがいるんですが、大きくなったときに“どんな世の中になっていたらいいのかな”というのを想像します。現在とはまったく違う世界が存在すると思うので、そこで使われる技術を自分で生み出すことのできるというのは、すごく魅力的だと思いますね。